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【ゲーム感想】やばたにえん・監獄脱出少女Lie

やばたにえんって聞くたびに永谷園のお茶漬けが食べたくなる。巧妙なステマなのでは?(名推理)

 

やばたにえん

やばたにえん

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流行りに乗じたクソアプリと思いきや、かなり作り込んである硬派な脱出ゲームである。

私は脱出ゲームがめたくそに苦手なので初回はかなり時間がかかったが、ルートを覚えた後にエンディング回収の為にプレイした際は5分程度でクリアできた。


このゲームの売りは、舞台となる館にいる女の子たちだろう。


宙吊りになっていたり、首にロープが巻かれていたり、正にやばたにえんな状況になっている女の子たちがあちこちにいる。中には一見するとこの子が死ななくては進めないのでは?と思われる場所もあるのだが、まぁ結論から言うと頑張れば全員助けられる。

 


もちろん全員見殺しにすることもできる。

 


そもそもプレイのきっかけは、リョナラーが好きそうという触れ込みにまんまと釣られたからだ。

実際、死んだ女の子がビクンビクンしたり悲鳴が意外と迫真なのは非常に良かった。デフォルメされてても残酷さは十分伝わる。

 


A~Eエンドまで5つのエンディングがありり、全て見終えれば何故8人もの女の子たちがこんなことになっていたのか大体察することができる。

 


ネタバレは避けるが、恐らくすべてのエンディングを見た人はこのゲームで絶対できないことをしたくてたまらなくなる。

 


先ほども言ったが、全員見殺しにすることはできる。

見殺しにすることまでしかできないのだ。

 

 

 

 


ところで、私が中学生だった頃周りではGREEがとても流行っていた。今でも現役のSNSだが、かれこれ10年近く続いていると考えるとすごいことだ。

 


主にクリノッペなんかを育てていたのだが、調べたら今でもしっかり続いていて、タツノコとのコラボもやっていた。私がやっていた時にはコラボとかまったくしていなかったのに…

 


GREEでできるゲームの中には脱出ゲームもあった。その中でも、残酷な脱出ゲームと聞くと真っ先に思い浮かぶゲームがある。

 


監獄脱出少女Lieである。

 

監獄脱出少女 Lie

監獄脱出少女 Lie

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どこかに監禁されているというエミリーザストレンジ風のシンプルながらゴス気味な女の子、理恵を指示して助け出すゲームだ。実際はそこまで残酷ではない。どちらかというとホラーテイスト寄りではある。

 


もちろん当時は可愛い女の子に惹かれてプレイし、ひとつも謎が解けずにやめた。だがこのシリーズはかなり人気があり、続編がいくつか作られGREE人気ゲームランキング内ではそれなりに上位にいたので、大してプレイしなかったわりに印象がとても強いのだ。

 


そして調べたところ、なんとアプリ版があった。しかもフルボイスになり、理恵ちゃんもちょっと線が増えて可愛らしくなっている。

 


というわけでダウンロードしてみたのだが、このゲームめちゃくちゃ難しい。

 


具体的には暗号を解読しないといけない場面が多いのだ。解かなくてはいけない仕掛けの数そのものはLieの方が少ないのだが、難易度的にはやばたにえんの方が楽に感じる。

 


しかもアプリ版はあまり力を入れていないのか(最終アップデートが3年前だった)、スマホをロックすると再読み込みになり、コンティニューもできないので初めからやり直しである。

※一応コンティニューのボタンはあるのだが、そもそもセーブボタンが見当たらないので使えた試しがない。私が見落としてるだけ?

 


そして肝である暗号はランダムなので攻略サイト丸暗記も通用しない。ヒントを有料で手に入れるタイプのゲームなので、攻略サイトを見せない為わざとなのかもしれない。

 


10年ぶりにやったLieだが、この難解さやシンプルさには懐かしさを覚えずにはいられない。

というか10年の時を経てようやく初めてエンディングを見ることに成功したゲームはこれが初めてだ。

 


だいぶ昔からあるゲームなので今更ネタバレもクソもない気がするが、そもそもタイトルと女の子の名前で察せてしまうと思う。

 


脱出ゲームは久しぶりにやったが、こんな難しいゲーム皆よく軽くやってのけるなと感心する。私はしばらくやりたくない。